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映画「フランコフォニア ルーヴルの記憶」の感想まとめ。難解?ルーブルとは何だ?!

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映画「フランコフォニア ルーヴルの記憶」の感想まとめ。

 

映画「フランコフォニア ルーヴルの記憶」概要

あらすじ

ロシアの巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督が、ルーブル美術館を主役に据え、人類の芸術と戦争の歴史を紐解く。

●ソクーロフ監督自身と、美術品を運ぶ途上で船が嵐に遭っている「船長」によるSkypeでの通信を描いた「現在」。

●第2次世界大戦中、ドイツ軍のパリ市外侵攻に伴い、ルーブルから美術品の大疎開を敢行したジャック・ジョジャール館長と、美術品保護の責任者としてパリに派遣されたナチス高官・メッテルニヒ伯爵の対話を描いた「1938年~1940年」。

●諸国から略奪した美術品をルーブルに収容した、フランス皇帝「ナポレオン1世」と、「民衆を率いる自由の女神」で描かれるフランスの象徴「マリアンヌ」が語り出す「時間の狭間」。

実際のルーブル美術館で撮影し、現在と過去を往来した3つのエピソードで構成され、12世紀から現在にいたるまで要塞、宮殿、美術館と形を変えながら、そのすべてを見てきたルーブル美術館の「記憶」をたどっていく。

予告

観た人の感想

独占領下のルーヴル美術館の文化財保護を中心に縦糸横糸で描き出した映画

難破船を何の比喩と捉えるか。

数百年に渡る近代ヨーロッパの終焉を語る映画なのかも

難しい。でも、西洋史好きなら是非

美術品は人間が創った物なのにその人間を蹂躙してソッチを大切にするなんて

知ってるつもり?で知らなかったコト教えてくれた

教養のある老人の戯言

ルーブルの絵そのものがキャラクターとして立ってる

フランス/ルーブルの分断の歴史を端的に表してるようにも思えた

ソクーロフ特有の平面の映像の使い方、色使いは健在。

ソクーロフはあの歳でデジタルを生かした映画を普通に撮ってるのが凄い

レニングラードの悲惨極まる一連のシーンはもう観たくない

思いのほか哲学的で理解が追いつかなかった…

願わくば全編ルーブル見せます的な構成が良かったなー

監督も老いて死を身近に感じているのかその描き方が以前より活き活きしている

今までにない映像体験

人によっていろんな語り口があると思う

かつて芸術家気取りだった人が撮ったとは思えないほど素晴らしく通俗的な作りで感動

ソクーロフの思考の断片に入り込んだようでもあり

アレクサンドル・ソクーロフ DVD-BOX (孤独な声/日陽はしづかに発酵し…/ファザー、サン)
by カエレバ